どうも、AmbiLaboのAmbiです。
これまで「普通のHSP」「HSS型HSP」「HSE」と解説してきましたが、いよいよ今回がHSP4タイプシリーズの最終回です。
ラストを飾るのは、全タイプの中で最もエネルギッシュで、最も誤解されやすく、そして最も「急に電池が切れる」このタイプ。
「④HSS型HSE(外向的 × 刺激を求める)」
「自分がどのタイプか知りたい!」という方は、まずこちらの[HSPの4タイプ診断記事]をチェックして、自分の特性を確認してみてくださいね。
「行動力があるリーダータイプだよね」 「悩みなんてなさそうで羨ましい」 「いつも元気だよね!」
周囲からそう言われるたびに、心の中でこう叫んでいませんか? 「違う! 家に帰ったら疲れて動けないんだ!」
外では「社交的」。 でも内面は「傷つきやすい」。
このあまりに激しいギャップを持つ「HSS型HSE」の正体と、その強烈なエネルギーを燃え尽きさせないための戦略を解説します。
【Labo】正体は「屋根全開で爆走するオープンカー」
HSS型HSEを一言で表すなら、こうなります。
「高性能エンジン(HSS)を積み、屋根を全開にして(HSE)、繊細なセンサー(HSP)を作動させたまま爆走しているオープンカー」
以前の記事で、HSS型HSPを「アクセルとブレーキを同時に踏む車」と例えましたが、HSS型HSEはさらに「社交性」が加わります。
- エンジン(HSS): 「新しい世界を見たい!」とアクセル全開で加速する。
- 屋根(HSE): 「風を感じたい! 人と話したい!」と屋根をフルオープンにして、外の世界と直接つながる。
- センサー(HSP): しかし、生身に近い状態で走るため、飛び石、騒音、排気ガス(他人の感情や悪意)をダイレクトに全身で浴びてしまう。
結果、目的地に着いた(帰宅した)瞬間、ボロボロになってガレージで動けなくなる。 これが、あなたが「二重人格」のように感じてしまう原因であり、燃え尽きやすい理由です。
なぜ「誤解」されるのか?
周りからは、あなたが「屋根を開けて楽しそうに走っている姿(外向・HSS)」しか見えません。 車内に入ってくるダメージ(HSP)は見えないため、「あの人はタフだから大丈夫」と雑に扱われがちです。
この「外見のタフさ」と「内面の脆さ」のギャップこそが、HSS型HSE最大の苦悩なんです。
【Hack】燃え尽きないための「3つのマネジメント」
必要なのは、自分を変えることではありません。 オープンカーの「屋根の閉め方」を覚えることです。
1. 「一人旅(ソロ活)」で矛盾を同時に満たす
HSS型HSEの欲求は複雑です。「刺激は欲しい(アクセル)」けど「人疲れはしたくない(屋根を閉めたい)」。 これを満たすのが「一人旅」や「ソロ活」です。
【具体的なアクション】
- 知らない街へ一人で行く: 「新しい場所」という刺激(HSS)を得つつ、「誰にも気を使わない」という密室性(HSP)も確保できます。
- ホテルのステイケーション: 日常から離れる刺激と、静寂の両方が手に入ります。これは贅沢ではなく、メンテナンスのためのです。
2. 「接客モード」の自分を認める
「外では明るいのに、家では暗い自分」を責めるのはやめましょう。「接客モード(サービス精神)」のスイッチを入れて頑張っていただけです。
【具体的なアクション】
- 帰宅後の儀式を作る: 家に帰ったら、部屋着に着替える瞬間に「はい、接客モード終了!」と声に出します。ONの自分は「社会人としてのスキル」。OFFの自分が「素の自分」。このスイッチの切り替えを意識的に行いましょう。
3. 「実は弱いんです」を小出しにする
周囲はあなたを「スーパーマン」だと思っています。だから仕事を頼みすぎるし、配慮もしてくれません。この誤解を解く必要があります。
【具体的なアクション】
- 小さな弱音を吐く練習: 「私、意外と気にしいなんですよね」「実は家に帰ると即寝落ちしてます」と、笑い話として伝えておきます。 これを言うことで、「明るいけど、実は繊細な人」という正しいキャラ設定を周囲に覚えてもらうことができます。
【Ambi】共感できるカリスマ。「HSS型HSE」だけの3つの特殊能力
4タイプの中で、最もエネルギー消費が激しいあなた。 でもそれは、最も多くの人を巻き込み、動かす力を持っているということです。
1. 人を熱狂させる「共感型リーダー」
HSS(行動力)とHSE(社交性)を持つあなたは、人を惹きつけるカリスマ性があります。 そこにHSP(繊細さ・共感)が加わることで、ただ強いだけのリーダーではなく、「人の痛みが分かる、ついていきたくなるリーダー」になれます。これは、組織を動かす上で最強の資質ですね。
2. 「理想」を「現実」にする実行力
HSPの多くは、深く考えるあまり行動が遅れがちです。 しかしHSS型HSEは、「深い思考(HSP)」と「爆発的な行動力(HSS)」の両方を持っています。 深く考え抜いた理想を、周りを巻き込んで(HSE)実現してしまう。改革を起こすのは、いつだってこのタイプです。
3. 深い闇を知るからこその「光」
外向的な明るさと、内向的な深さの両方を知っています。 だからこそ、あなたの言葉には「深み」と「希望」が宿ります。 ただ明るいだけのポジティブではなく、苦しみを知った上でのポジティブ。それが、多くの人の心を救うことになります。
まとめ
HSS型HSEの攻略法:
- 「刺激」と「静寂」を同時に満たす「一人旅」を取り入れる
- 外の顔は「優秀な外交官スキル」だと割り切り、OFFの自分を責めない
- 「実は繊細キャラ」を小出しにして、スーパーマンの期待値を下げる
あなたは、矛盾しているのではなく、「全部乗せ」の贅沢なスペックを持っているだけ。 その強烈なエネルギーで、自分を焼き尽くすのではなく、世界を明るく照らしてください。
AmbiLaboからのお知らせ:これからのこと
さて、ここまでHSPの4タイプについて、ガッツリと構造や対策を解説してきました。
ただ、これまでのAmbiLaboの記事を自分で読み返していて、ふと思おもいました。 「ちょっと、ロジカルすぎてお堅かったかな~?」(笑)
「構造」や「戦略」といった言葉でカチッと解説するのは、読んでいて少し肩が凝ってしまったかもしれません。
なので、次回からはもう少し肩の力を抜いて。 伝える内容はこれまで通り「役立つライフハック」や「思考のヒント」ですが、文章のタッチや表現をもっとマイルドに、コーヒー片手にスッと頭に入ってくるような温度感で書いていこうと思います。
「教科書」みたいに堅苦しい場所ではなく、もう少し心地よい場所にしていきたいので、次回の記事も楽しみにしてもらえたら嬉しいです。
ではでは~
【HSP関連の記事を読む上での重要なお願い(免責事項)】
当ブログのHSP(Highly Sensitive Person)に関する記事は、提唱者であるエレイン・アーロン博士の概念、および筆者(Ambi)の実体験や学習した情報をもとに執筆しています。記事を読み進める前に、以下の点をご理解いただけますようお願いいたします。まず、HSPは心理学的な「気質(生まれ持った性質)」の概念であり、精神医学上の病名や障害名ではありません。したがって、当ブログで紹介するセルフチェックや特徴は、医学的な診断を行うものではありません。また、「生きづらさ」や「過敏さ」は、HSPだけでなく、うつ病、適応障害、不安障害、または発達障害(ADHD/ASD)などの特性によって引き起こされている場合もあります。日常生活に著しい支障がある場合や、精神的な不調が続く場合は、自己判断せず、必ず心療内科や精神科などの専門機関にご相談ください。なお、記事内で紹介している対策(ハック術)や考え方は、筆者の体験や一般的な傾向に基づくものですので、感じ方や効果には個人差があることをあらかじめご了承ください。
【情報源・参考文献】
本記事の執筆にあたり、以下の書籍・専門サイトを参考にしました。
書籍:
- エレイン・N・アーロン (著), 冨田 香里 (訳)『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(講談社, 2000年)
- 岡田 尊司 (著)『過敏な人たち:どうしてこんなに疲れやすいのか』(PHP研究所, 2017年)
Webサイト:
- The Highly Sensitive Person (hsperson.com)
- HSS(刺激追求型)とHSPの掛け合わせ、および外向・内向の分類についての研究を参照。

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